大いなる情報発信ネット

日常の役に立ちそうな情報を発信するネット情報局

生きて腸まで届く乳酸菌

乳酸菌とは、発酵によって糖類から乳酸を作り出す特性を持つ微生物という性質があります。

 

乳酸菌は腸内で大腸菌など悪玉菌の増殖を抑え、腸内菌の均衡をとり、人の体によい効能があるものが多く人体に有益な菌のため「善玉菌」とも言われ、数多くの種類があります。

 

大腸には“善玉菌”といった乳酸菌やビフィズス菌それとは別に"悪玉菌"が存在していて、悪玉菌が増殖すると腸の老化が早まってしまいます。

 

乳酸菌やビフィズス菌が作り出す乳酸や酢酸は腸内を酸性にし、酸性環境の不向きな悪玉菌を減らしてくれます。

 

しかも腸のはたらきを活発化し、消化吸収もやってくれるため、便秘を良くしてくれます。

 

免疫力を上げる働きから、アレルギーに対する効能やインフルエンザなどの感染症予防としても着目されています。

 

ビフィズス菌は人や動物の腸内に生存していて、乳酸菌とはまるで別の細菌ですが、色んな病気や老化の原因をブロックするはたらきをすることや、乳酸を作る特徴から、広い意味合いで乳酸菌のひとつとして扱われることがあります。

 

片方の悪玉菌の代表としては、大腸菌ブドウ球菌ウェルシュ菌などがあります 良好な腸内環境は、極力善玉菌いっぱいの状態みたいです。

 

こういった腸内環境を保持することが健康促進や老化予防につながります。

 

このようないきさつから現在、生きて腸に届く乳酸菌やビフィズス菌などの調査が進められています。

f:id:takemaru803:20180223232318j:plain

 

乳酸菌は、大部分が胃酸により死滅菌となります。腸内環境を良くする微生物のうち、生きて腸にたどり着くことができる微生物を特にプロバイオティクスといいます。

 

またオリゴ糖などその栄養源となりプロバイオティクスの繁殖を手伝うものをプレバイオティクスといいます。

 

この乳酸菌は、いろいろな発酵食品をつくるうえでなくてはならない存在で、古くから人間の食べ物に深いかかわりをもってきました。

 

乳酸菌はそれぞれの利点を用いて、乳酸菌飲料や発酵乳(ヨーグルト)、チーズなどの乳製品をはじめ、味噌、醤油、漬物などの食品に役立てられています。

 

ヨーロッパ地域では、栄養豊富な保存食としてチーズやヨーグルトなどが作られてきました 「ヨーグルト」、「ヤクルト」、「カルピス」などが乳酸菌食品・飲料としては有名であり、「善玉菌」として人間の整腸作用に一定の効果があると言われている

 

とりわけ、植物性の発酵食品に含まれる乳酸菌は、牛や羊、やぎの乳など栄養豊富な食品に育つ乳酸菌に対して塩分や香辛料などがある厳しい環境でも成長できるたくましさをもったものがいっぱい存在します。

 

動ける動物と違い過酷な環境で生きる植物に乳酸菌は、ヒトの体内でもそのスタミナを発揮。酸やアルカリ、気温変化や塩分にもタフなため、胃酸にも負けず劣らず生きたまま腸までたどりつけるのです。

 

私達日本人は繊維質の多い食べ物を食べてきたため、欧米人に比べ腸が長いといわれています。

 

何年にも亘り、植物性の発酵食品である漬物や納豆などを食べてきたのは、そんな私達に適していたからなのではないでしょうか。


動物性乳酸菌

 

動物性乳酸菌の象徴 として、ブルガリア菌やLG21乳酸菌、ラクトバチルス・ロイテリ菌などが存在します。乳の中で成長する動物性乳酸菌。

 

牛乳を飲めば乳酸菌を摂れると思う方は少なくありません。

 

ところが、牛乳を飲んでも乳酸菌を摂ることは出来ません。

 

私達が通常飲んでいる一般的な牛乳は、商品にする途中で殺菌されます。

 

この殺菌のせいで乳酸菌は死滅してしまうわけです。

 

かと言って、牛乳によっては低温殺菌された商品もあります。

 

このような牛乳ならば、乳酸菌を身体に摂り入れることができます。

 

けれども、低温殺菌の牛乳に含まれる乳酸菌量は不十分です。

 

そういうわけで、牛乳では効果的な乳酸菌の摂り込みは困難だといえます。

 

そこでお勧めなのが、牛乳に乳酸菌を混ぜた乳酸菌飲料やヨーグルトになります。

f:id:takemaru803:20180223232503j:plain

 

乳酸菌飲料やヨーグルトには乳酸菌がいっぱい含まれており、高い整腸作用が望めます。

 

また、商品によって異なった乳酸菌が使用されているので、より自分の体質や腸の状態に適した乳酸菌を取り入れることができます。